トランプ前大統領「私は何も悪くない」 最終弁論であらためて不正を否定
アメリカのトランプ前大統領の一族が経営する企業による不正をめぐる民事訴訟の最終弁論が、11日に行われました。出廷したトランプ氏は、不正をあらためて否定しました。
トランプ氏ら一族が経営する「トランプ・オーガニゼーション」をめぐっては、ニューヨーク州の司法長官がトランプ氏と子ども3人を提訴し、不当に得た利益3億7000万ドル、日本円でおよそ535億円を返還することなどを求めています。
トランプ氏は11日に行われた最終弁論に出廷し、厳しい表情で着席しました。
現地メディアによると、トランプ氏は最終弁論で「私は何も悪くない」と不正を否定した一方、司法長官側の弁護士は「不正は一族の経営企業の運営に必要だった」と主張したということです。
トランプ前大統領「これはバイデン大統領と民主党が仕組んだことだ。彼らによる新しい不正行為だ」
判決は早ければ今月中に下される可能性があり、トランプ氏の事業活動と大統領選挙への影響が注目されます。