米雇用統計 就業者数“46万人増”市場予想を大幅に上回る
アメリカの先月の雇用統計で、就業者数は前の月から46万人あまり増加し、市場の予想を大幅に上回り、雇用の順調な回復が示されました。
アメリカ労働省が4日に発表した先月の雇用統計で、失業率は4.0%と、前の月からわずかに悪化しましたが、景気の動向を反映する農業部門以外の就業者数は、46万7000人増加しました。15万人程度を見込んでいた市場の予想を大幅に上回り、新型コロナウイルスのオミクロン株の感染が深刻化する中でも、雇用の力強い回復を示した形です。
FRB(=連邦準備制度理事会)も、労働市場が順調に回復していると判断していて、高止まりするインフレに対応するため、来月の会合で利上げに踏み切る見通しです。