プーチン大統領、ウクライナ側が望む場合“停戦交渉の責任者を任命”
ロシアのプーチン大統領は28日、ウクライナ側が望む場合、停戦交渉の責任者を任命する考えを示しました。
一方でゼレンスキー大統領について、任期切れで非合法であり、文書に署名する権限はないとも主張しています。
プーチン大統領は28日、国営テレビの取材に対し、「ゼレンスキー大統領が交渉を望むのであれば、人材を用意する」と述べ、ウクライナ側が望む場合、停戦交渉の責任者を任命する考えを示しました。
その一方で、最終的な文書への署名をめぐり、ゼレンスキー大統領は去年5月に任期が切れて非合法であり、文書に署名する権限はないと主張しました。
プーチン大統領は、戒厳令を理由に大統領選挙を先送りしたゼレンスキー大統領について、非合法だと繰り返し主張し、揺さぶりをかけています。
ゼレンスキー大統領は28日、「プーチン氏は交渉を恐れていて、戦争を長引かせるためにあらゆることをしている」と批判しました。