×

米EU 天然ガスの安定供給へ協力確認 ウクライナ情勢の悪化に備え

2022年2月8日 13:38

アメリカとEU(=ヨーロッパ連合)は7日、エネルギー政策に関する閣僚級協議を開き、ウクライナ情勢の悪化に備えて、EUがロシアに依存している天然ガスの安定供給に向けた協力を確認しました。

EUは天然ガスの供給のおよそ4割をロシアに依存していて、ウクライナ情勢の悪化でロシアからの供給が滞れば、エネルギー価格のさらなる高騰が懸念されています。

協議では、天然ガスの安定供給に向けてアメリカとEUが協力し、調達先を多様化させていく方針を確認しました。

米ブリンケン国務長官「ロシアのウクライナ侵攻によって起こりえるエネルギー供給ショックから欧州を守るため協力する」

EUのボレル上級代表も、「エネルギー供給源、とりわけガスの供給確保は差し迫った優先事項だ」と強調しました。

また、協議後の共同声明では、「エネルギー供給を武器として使うことは容認できない」と、ロシアを強くけん制しています。