避難者に“ポーランド人と同じ”社会保障…支援拡大
ウクライナからの避難者が最も多い隣国ポーランドでは、避難者にポーランド人と同じ社会保障を受ける権利を与えるなど、支援が拡大しています。橋本雅之記者の報告です。
ウクライナとの国境近くにある市役所には、避難生活の長期化を見据え多くの避難者が住民登録に訪れています。
ウクライナからの避難者が185万人を超えたポーランドでは16日、避難者がポーランド人と同じ社会保障を受けられるようにするための住民登録が始まりました。
この日、申請に訪れたのは首都キエフから避難してきた6歳のナスタシアちゃん。
ウクライナから避難したナスタシアちゃん(6)「パパのために歌います」
ウクライナに残って戦う父親を思い歌うのが日課となっています。すでにポーランドの学校にも通い始めていて、ウクライナに戻れる日が来るまでこの街で生活する予定です。
住民登録の手続きも無事、完了し、ナスタシアちゃんの母親も少し安心した様子です。
ナスタシアちゃんの母親・ナディアジダさん「これで自由に働くことができます。病院へ行って医療を受けることもできます」
ポーランドでは、ウクライナからの避難者に働く場を提供する事業者も増えるなど支援が拡大しています。