NATO「ロシア軍は撤退せず部隊を再配置」
ロシアがウクライナの首都周辺などで、軍事活動を大幅に縮小すると発表したことについて、NATO(=北大西洋条約機構)は、ロシア軍は撤退しておらず、部隊を再配置しているとの認識を示しました。
ストルテンベルグ事務総長「我々の情報によれば、ロシア軍は撤退しているのではなく、部隊を再配置している」
NATOのストルテンベルグ事務総長は、31日、このように述べ、首都キーウ周辺などでも依然としてロシア軍の脅威が残されているとの認識を示しました。また、ロシア軍は、東部でも部隊を再配置するなどし、攻撃を強化しようとしていると指摘しました。
その上で、ロシアは、「キーウや他の都市への圧力を維持していて、更なる攻撃が予想され新たな苦しみをもたらすだろう」と強い警戒感を示しました。