米国務次官補、きょうから中国とニュージーランドを訪問
アメリカ国務省は、クリテンブリンク国務次官補が4日から10日に中国とニュージーランドを訪問すると発表しました。
アジア政策を担当するクリテンブリンク次官補は、中国の北京を訪問し、米中間の重要課題を協議するとしています。今年2月の中国の気球撃墜を受け延期されたブリンケン国務長官の訪中に向けて調整を行うものとみられます。
また、CIAのバーンズ長官が先月、中国を極秘訪問していたとイギリスの有力紙フィナンシャルタイムズが2日に報じました。バーンズ長官は、米中の情報機関が意思疎通を維持する重要性を伝えたということです。
米中関係は、中国の気球撃墜で悪化して以降、先月、サリバン大統領補佐官と中国外交トップの王毅・政治局員が会談したほか、レモンド商務長官と王文濤商務相が会談するなど、意思疎通を再開する動きが出ています。