「シー・シェパード」元代表に名誉市民の称号授与 パリ市
反捕鯨団体「シー・シェパード」の元代表が釈放されたことを受け、フランスのパリ市は3日、元代表に名誉市民の称号を正式に授与しました。
パリのイダルゴ市長は3日、「クジラなどの海洋生物を救うことは正義であり、称賛を集める闘いだ」として、ワトソン氏の活動をたたえて正式に名誉市民の称号を授与しました。
ワトソン氏をめぐっては、日本の調査捕鯨船に対する妨害を指示したとして、日本が国際手配し、デンマーク領で身柄を拘束されましたが、デンマーク司法省は日本への身柄引き渡しを認めず、去年12月に釈放しました。ワトソン氏は、日本などへの妨害活動を続ける考えを示しています。
「シー・シェパード」創設者 ポール・ワトソン氏
「日本、アイスランド、ノルウェーの捕鯨を阻止する。もし日本が海に戻るのであれば、我々はそこに行く」
ワトソン氏はフランス政府に亡命を申請していて、フランス国籍を取得したいとしています。
最終更新日:2025年2月4日 1:33