バイデン大統領「記憶力は大丈夫」の直後にも “言い間違い”連発に…懸念の声 特別検察官は刑事訴追しないと結論
81歳のアメリカ・バイデン大統領。その健康状態を懸念する声が上がるなか、米・デラウェア州のバイデン大統領の自宅などから、機密文書が見つかった問題で動きがありました。
捜査をしていた特別検察官は8日、捜査報告書を公表しました。
「バイデン氏の記憶力はかなり限定的だった」などと、記憶力の低下を指摘したうえで、バイデン氏を刑事訴追しない、と結論づけました。
事情聴取の際には、副大統領の任期や、自身の長男が亡くなった時期も思い出すことができなかったといいます。
バイデン大統領は、報告書の公表後に急きょ会見を開き、“記憶力に問題はない”と反論。
バイデン大統領
「私の記憶力は大丈夫だ。大統領になってから、何をしてきたか見てほしい」
しかし、失言があったのは、このわずか5分後のことでした。
ガザ情勢について言及するなかで、「エジプト」のシシ大統領、というべきところを…
バイデン大統領
「メキシコのシシ大統領は…」
「メキシコ」の大統領、と言い間違えたのです。
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人名の言い間違いは、今月4日にもありました。
バイデン大統領
「ドイツの、いやフランスの、ミッテラン大統領は…」
フランスのマクロン大統領と、1996年に亡くなったミッテラン元大統領を混同したのです。
今月7日には、ドイツのメルケル前首相を、2017年に亡くなったコール元首相と言い間違えていました。
大統領選で再選を目指すバイデン氏にとって、今回の言い間違いは痛手となりそうです。