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転倒事故遺族ら協議会発足 涙を流しながら犠牲者への思いを訴え…真相究明求める

2022年12月10日 20:21
転倒事故遺族ら協議会発足 涙を流しながら犠牲者への思いを訴え…真相究明求める

韓国・ソウル梨泰院の転倒事故の遺族らが10日、事故の真相究明などを求め、協議会を発足させました。

10日に発足した「遺族協議会」には、事故の犠牲者158人のうち97人の遺族が参加。会見では涙を流しながら犠牲者への思いを訴えました。

遺族らは協議会を通して、政争を排除した徹底した国会での調査や聖域のない警察による捜査、責任を負うべき人に対する強力な処罰などを求めていくということです。

娘を亡くした女性「(政府や警察は)目と耳を塞がずに、国民の言葉に耳を傾けてください。国民のために努力して、きちんと仕事をしてくれることを切に願います」

また、政府の対応を強く批判した上で、尹錫悦大統領の謝罪などを要求しました。

事故をめぐっては、事故発生を懸念する報告書の隠ぺいに関わったとして、警察の幹部2人が逮捕されましたが、前警察署長らについては、逮捕状の請求が棄却されるなど捜査は難航。国会での調査も進んでいません。