中国旅客機墜落“ボイスレコーダー”回収
中国南部で起きた旅客機の墜落事故で、現場から「ブラックボックス」の一部が見つかったことが分かりました。
政府の事故調査チームによりますと、中国東方航空5735便に搭載されていた「ブラックボックス」の一部が墜落した山間部で見つかりました。回収されたのは、操縦席の音声を録音した「ボイスレコーダー」とみられ、今後、原因究明に向け解析が進められます。一方、高度や速度などの飛行データを記録した「フライトレコーダー」はまだ見つかっていません。
調査チームによりますと、管制官と航空機との通信状況は正常でしたが、墜落直前に突然、高度を下げたあと、通信が途絶えたということです。また、当時の天候に問題はなく、パイロットらは飛行経験が豊富で、勤務態度や家庭環境にも問題はなかったとしています。
旅客機には132人が乗っていましたが、これまでに生存者が見つかったとの情報はなく、現場では大規模な捜索が続いています。