北朝鮮の金正恩総書記は戦車部隊による訓練を視察しました。朝鮮戦争の際に韓国・ソウルに攻め込んだ部隊も参加し、アメリカと韓国による合同軍事演習をけん制したかたちです。

北朝鮮メディアによりますと、金総書記は13日、戦車部隊同士による対抗訓練を視察しました。

公開された写真では、金総書記が双眼鏡を手に視察する様子や自ら新型の戦車に乗り込み、操縦する様子も確認できます。金総書記は参加した兵士らに対し、「高度の臨戦態勢を堅持し、戦争準備の完成に向けた課題を示した」ということです。

今回の訓練には、朝鮮戦争の際に韓国・ソウルを陥落させたとする部隊も参加していて、14日まで行われている米韓両軍などによる合同演習をけん制する狙いがあるとみられます。