北朝鮮の朴明浩外務次官が10日、友好国であるモンゴルを訪問しました。一部の韓国メディアは、北朝鮮労働者の派遣再開について議論する可能性があると指摘しています。

北朝鮮の朴明浩外務次官を団長とする外務省の代表団は10日、経由地の中国・北京からウランバートルに向かいました。北朝鮮のメディアも朴外務次官らのモンゴル訪問について伝えています。

韓国メディアによりますと、代表団がモンゴルを訪問するのはコロナ禍前の2019年以来で、伝統的な友好関係を強化する狙いがあるとみられています。

一方、韓国紙・東亜日報は、今回の訪問について「北朝鮮労働者の派遣再開を議論する可能性がある」との見方を伝えています。北朝鮮はコロナ禍前までモンゴルに多くの労働者を派遣していたということです。

核・ミサイル開発を加速させる北朝鮮は、その開発資金を稼ぐ手段として、国連安保理の制裁決議に違反し多くの労働者を海外に派遣してきました。