フランス“年金デモ”がメーデーに激化 警官隊と衝突…火炎瓶投てきも
1日、フランスで約80万人がデモ行進をし、その一部が、警察官と衝突する事態に発展しました。
パリでは、武装した警察官に火炎瓶が投げこまれました。炎が上がると、警察官の服に燃え移り、逃げ惑う様子も見られました。
デモの暴徒化はパリだけではなく、南部の街・リヨンでも起きました。物が投げつけられたり、建物のガラスが割られて家具などが破壊されたり、車も燃やされたりする事態になっています。
フランスでは今年3月以降、年金改革に反対するデモが各地で発生。1日はメーデーということもあり、激しくなったのです。
地元メディアによると、この日は約300人が拘束されたということです。また、警察官1人が火炎瓶で重傷を負うなど、108人の警察官がけがをしたということです。