フランスで、年金改革に対するストライキや抗議デモが続いていることを受け、イギリスのチャールズ国王らの訪問が24日、延期されました。

チャールズ国王は、即位後、初の外遊としてカミラ王妃とともに26日からパリなどを訪れる予定でしたが、フランス大統領府は、大規模な抗議デモなどを受け、訪問の延期を発表しました。

フランスでは、年金の受給開始年齢をひきあげる改革への抗議行動が激化し、23日にはパリの中心部で店が放火され、デモ参加者と警官隊が激しく衝突しました。パリ郊外のシャルル・ド・ゴール空港のターミナルにもデモ隊が侵入し、一時封鎖されたほか、公共交通機関のストライキも各地で続いています。

マクロン政権の年金改革をめぐる混乱はフランス全土にひろがっていて、外交にも影響がでた形です。