中国「改正国防教育法」施行 学生の兵役意欲を高める狙いか
中国では21日から学校や社会において、国を防衛するための教育を強化するための「改正国防教育法」が施行されました。学生の兵役意欲を高める狙いがあるとみられます。
21日から始まった「改正国防教育法」は国民の国防意識を高めるもので、特に学校における国防教育を「全国民の国防教育の基盤」と位置づけ、小中高・大学のそれぞれで目標を設定しています。
具体的には、小学生から一定の国防意識を備えさせ、中学校で初歩的な国防知識と国防技能を身に付けさせると規定しています。
また、高校や大学では軍事技能訓練を強化し、レベルを向上させることが求められています。
そのほか、学校で国防教育と兵役の宣伝を組み合わせ、「兵役に就くことが輝かしい雰囲気をつくり出さなければいけない」とも明記しました。
今回の改正は今年1月から始まった愛国主義教育法とあわせて、国民の愛国心や国防意識を高め、軍への入隊を促す考えがあるとみられます。