イスラエル軍の空爆で31人死亡 レバノン・ベイルート郊外
レバノンの保健相は21日、イスラエル軍による首都ベイルート郊外への空爆で31人が死亡したと明らかにしました。
イスラエル軍がレバノンの首都ベイルート郊外で20日に行った空爆で、レバノンの保健相は死者が31人にのぼり、68人がけがをしたと明らかにしました。亡くなった人の中には、女性7人と子ども3人も含まれているということです。
これをうけ、ヒズボラを支援するイランの最高指導者ハメネイ師は21日、「イスラエルは戦闘員ではなく子どもたちに対して恥知らずな犯罪を行っている」と非難しました。
一方、イスラエル軍は空爆についてイスラム教シーア派組織ヒズボラの幹部を標的にしたもので、軍事部門のトップ、イブラヒム・アキル氏を含め10人ほどの上級司令官を殺害したと発表しています。
レバノンで相次いだ通信機器の爆発をきっかけに、イスラエルとヒズボラの間では大規模な攻撃の応酬が続き、緊張が高まっています。