ヒズボラ戦闘員の“ポケベル”次々に爆発 子ども含む9人死亡 レバノン
レバノンのイスラム教シーア派組織ヒズボラの戦闘員らが所持するポケットベルのような通信機器が17日、次々に爆発し、これまでに子どもを含む9人が死亡、2750人がケガをしています。
地元メディアによりますと、17日、首都ベイルート近郊やレバノン南部など各地で、ヒズボラの戦闘員らが持っていたポケットベルのような通信機器が次々に爆発したということです。
レバノンの保健省は子どもを含む9人が死亡、2750人がケガをしたと発表しました。レバノン駐在のイラン大使がケガをしたほか、シリアで7人が死亡、14人がケガをしたという情報もあります。
この通信機器は、ヒズボラの戦闘員らが傍受されにくい連絡手段として数か月前から使っているものだということです。
中東のテレビ局アルジャジーラは軍事アナリストの話として、イスラエルの諜報機関が関与した可能性があると伝えています。
ヒズボラは「イスラエルにすべての責任がある」として激しく非難し、「必ず正当な罰を受けるだろう」と報復を示唆する声明を出しました。