ハリケーン「ヘリーン」死者130人以上に…約600人と連絡取れず 米
アメリカ南部フロリダ州に上陸したハリケーン「ヘリーン」の影響による死者が130人以上にのぼり、およそ600人と連絡が取れていないことがわかりました。
ハリケーン「ヘリーン」は先月26日、フロリダ州に上陸し、その後、ジョージア州やノースカロライナ州で洪水などの被害が相次ぎました。
AP通信によりますと、これまでに死者は6つの州で少なくとも132人にのぼるということです。
また地元当局は、およそ600人と連絡が取れていないとしています。
被害が大きかったノースカロライナ州の西部では数百か所で道路が寸断されていて、今後も犠牲者が増える見込みです。
また進路となったフロリダ州、ジョージア州を含め、およそ200万世帯で停電が続いているほか、断水も続いています。
バイデン大統領は、被災地となったノースカロライナ州を今週水曜日に訪問すると明らかにしました。
またトランプ前大統領は先月30日、被災地のジョージア州を訪問しました。
トランプ前大統領は「イーロン・マスク氏と先ほど話した」「通信が途絶えているのでできるだけ早くスターリンクを配備するつもりだ」と述べ、イーロン・マスク氏と衛星から地上に電波を届ける「スターリンク」の提供について相談したことを明らかにしました。