ロシアがウクライナの4つの州を一方的に併合したことを受け、EU＝ヨーロッパ連合は、追加制裁として、ロシア産の石油の価格に上限を設けることで合意したと発表しました。

EUは5日、ロシアへの追加制裁として、ロシア産の石油の価格に上限を設け、それを超えた価格で取引された石油の海上輸送を禁止することで合意しました。

G7＝主要7か国の合意に基づくもので、ロシアの収入を減らす狙いがあります。

また、ロシアからの鉄鋼製品や木材パルプなどの輸入のほか、ロシア企業に対するITサービスなどの提供も禁止するということです。

さらに、EUのフォンデアライエン委員長は5日、エネルギー価格の高騰に対処するため、発電に使うガスの卸売価格に上限を設けることを検討すると明らかにしました。今週の首脳会議で協議するとしています。