プーチン氏“ウクライナ占領地域併合”一方的に宣言へ
ロシアのプーチン大統領は30日夜、ウクライナの4つの占領地域を併合する条約の調印式を行います。国際社会からは厳しい批判の声があがっています。
モスクワ中心部にある赤の広場に通じる道にはいくつものモニターが設置され、併合を祝う式典に向けた準備が進められています。
プーチン大統領は日本時間30日午後9時から、ウクライナ東部と南部の4つの地域を併合する調印式を行い、一方的に併合を宣言するとみられます。
こうした動きについて、ウクライナやアメリカは激しく批判しています。
ウクライナ・ゼレンスキー大統領「ロシアがウクライナで新たな領土を得ることはない。ロシアは自らがもたらした惨禍によって身を滅ぼすだろう」
アメリカ・バイデン大統領「ロシアの恥知らずで露骨なウクライナ領土併合の動きについて、アメリカはロシアの主張を決して認めない」
こうした中、ロシアが併合しようとするザポリージャ州の知事は30日、民間人の車列がミサイル攻撃を受け、23人が死亡したと明らかにしました。車列の一部は、人道支援物資を届けるためウクライナ側から親ロシア派の支配地域に入ろうとしていたところ、攻撃を受けたということです。