トランプ大統領、施政方針演説 ゼレンスキー大統領から手紙「和平交渉の準備できている」
アメリカのトランプ大統領は4日、施政方針演説でウクライナのゼレンスキー大統領から「和平交渉の準備ができている」とする手紙を受け取ったことを明らかにしました。
アメリカ トランプ大統領「歴代政権が4年や8年で行った以上のことを我々はわずか43日間で達成した。そしてそれはまだ始まったばかりだ」
演説は1時間40分近く続きアメリカメディアによりますと上下両院の演説としては最長だということです。演説のテーマは「アメリカンドリームの再生」で、トランプ氏は政権発足後に大統領令を連発して推し進めた関税の引き上げや不法移民対策などすでに多くの成果をあげているとアピールしました。
焦点のウクライナ情勢をめぐっては、ゼレンスキー大統領から4日に「重要な手紙」を受け取ったと明らかにしました。
アメリカ トランプ大統領「ゼレンスキー氏がこの手紙を送ってくれたことに感謝する。少し前に受け取ったばかりだ。同時に私たちはロシアと真剣な話し合いを行い彼らが平和の準備ができているという強いシグナルを受け取った。素晴らしいことではないだろうか」
トランプ氏はゼレンスキー氏からの手紙に「ウクライナはできるだけ早く交渉のテーブルにつく準備ができている」「鉱物資源と安全保障に関する協定についていつでも署名する準備ができている」と書かれていたと明らかにしました。その上で戦争を終わらせるためロシア、ウクライナ双方と話し合う必要があると改めて強調しました。