アメリカで機密文書を違法に持ち出したとして起訴されたトランプ前大統領がこの後、フロリダ州の裁判所に出廷します。現在の現場の様子を中継でお伝えします。

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あと4時間半ほどで、こちらの裁判所にトランプ氏が到着する予定なんですが、すでにアメリカをはじめ世界のメディアが集まっています。トランプ氏の支持者も集まりはじめていて、治安当局は、少なくとも数千人の支持者や群衆が集結するとみて警戒にあたっています。

12日にトランプ氏がマイアミに到着した際に取材したのですが、集まった支持者は数十人程でした。熱心な支持者は相変わらずですが、支持の広がりという点では正直、まだわからないという印象があります。

トランプ氏は13日の罪状認否では、無罪を主張する方針です。

――今回の起訴が大統領選挙に向けてマイナスになってはいないんでしょうか？

最新の世論調査では、トランプ氏は共和党内で6割の支持を集めています。起訴が政治的な選挙妨害だとあおることで岩盤支持層を固める一方、無党派層の支持は離れるとみられていて、その点でマイナスなのは間違いありません。

また、アメリカメディアからは、トランプ氏の選挙戦が「有罪判決から逃れるための戦いになった」との指摘が出ています。

トランプ氏が再び大統領になれば、有罪になっても大統領権限で「自分自身を恩赦するのでは」ということなんです。前例がないので本当にできるのかはわかりませんが、「自分のための選挙戦」という意味合いが加わったことが、今後の情勢にどう影響するかもポイントです。