北方領土への「ビザなし渡航」 元島民による墓参は認める意向 ロシア
ロシアはすでに中止を発表している北方領土への「ビザなし渡航」に関連し、元島民による墓参については認める意向を示しました。
北方領土へのビザなしの渡航をめぐっては、ウクライナ侵攻をめぐる日本の制裁に反発する形で、ロシア政府が去年9月に「ビザなし交流」と「自由訪問」を中止すると発表しています。
こうした中、ロシア外務省は30日、北方領土を元島民がビザなしで訪問してきた、いわゆる「北方墓参」については認める意向を示しました。
NNNの質問に対して回答したもので、ロシア外務省は、「墓参をめぐる協定が有効であることは、これまでにも確認している」とした上で、「日本側から新型コロナの感染拡大で中断した墓参を再開する意向が表明されていない」とコメントしています。