ワリエワ選手個人戦出場可能 露フィギュアスケート連盟会長「常識と正義が勝利した」
北京オリンピックフィギュアスケート団体で優勝したロシアオリンピック委員会のカミラ・ワリエワ選手のドーピング問題で、スポーツ仲裁裁判所は14日、15日から始まる個人戦への出場を認める裁定を下しました。
マシュー・リーブ事務局長「スポーツ仲裁裁判所は、ワリエワ氏の北京冬季オリンピックへの参加を認めることを決めた」
ワリエワ選手のドーピング問題で、スポーツ仲裁裁判所は14日、IOC(=国際オリンピック委員会)などの訴えを退け、15日からの個人戦にワリエワ選手の出場を認める裁定を下しました。
理由については、「16歳未満の選手は慎重に判断すべき」で今大会に出場できないと取り返しのつかないダメージを与える。「オリンピック期間中の検査では陽性と認められなかった」。「12月に採取した検体が陽性だからと言って今大会の成績に影響を及ぼすとは言い切れない」などとしています。
裁定を受けて、ロシアフィギュアスケート連盟の会長はロシアメディアに対し、「常識と正義が勝利した」と述べています。