トレーラーの中などから“不法移民”遺体…50人死亡確認 密入国あっせん疑いで3人拘束
アメリカ南部テキサス州で大型トレーラーの中などから不法移民とみられる多数の遺体が見つかった事件で、死者がさらに増え、50人に達しました。
この事件は、テキサス州サンアントニオ郊外で27日、大型トレーラーの中やその周辺で、不法移民とみられる多数の遺体が見つかったものです。
病院に搬送された後に死亡したケースを含めると、これまでに確認された死者は50人に上っています。
メキシコのロペスオブラドール大統領は、28日の会見で、死者のうち22人がメキシコ人で、7人がグアテマラ人、2人がホンジュラス人だと明らかにしました。
地元当局は、密入国をあっせんした疑いで3人の身柄を拘束し、詳しい経緯を調べています。
中南米の貧困や政情不安などを受け、メキシコとの国境からビザを持たずにアメリカへの入国を試みる人が急増していて、先月、国境警備隊に身柄を拘束されるなどした件数は、過去最多となるおよそ24万件に上っています。