梨泰院事故から100日 “追悼施設”強制撤去方針に遺族ら猛反発
150人以上が死亡したソウル梨泰院の転倒事故から100日となるのを機に、遺族らがソウル市庁舎前に設置した追悼施設について、市側が強制撤去する方針を示し、遺族らが猛反発しています。
日本人2人を含む150人以上が犠牲になった梨泰院での転倒事故から5日で100日がたちました。
これに合わせ、遺族側はソウル中心部の広場で追悼集会を計画したものの、市はこれを許可せず、遺族側が市庁舎前に仮設の追悼施設を新たに作りました。
しかし、市側は施設が許可なく設置されたものだとして、近く強制撤去する方針で、遺族らは猛反発しています。
遺族ら「梨泰院惨事の追悼施設を脅かすソウル市を糾弾する!」「糾弾する!糾弾する!」
事故をめぐっては政権の責任を追及する遺族の動きに野党が同調するなど政治対立が際立ち、公的な追悼施設の設置は具体化していません。