中国で生理用品の品質騒動…買い占めも ネットに投稿“ナプキンからカビ” 安全な商品求め客殺到
中国ではいま、生理用品の品質をめぐる問題が騒動に発展し、買い占めも起きています。
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中国・河南省のスーパー。続々と手に取られていくのは、生理用品です。
中国SNSより
「生理用品エリア、人がいっぱい!」
「買い占めてる、箱買いの人も」
中国でいま、生理用品の安全性をめぐり不安が広がっています。
発端は今月、SNSに投稿されたレビュー。生理用品の長さがパッケージに書かれている長さより短いと批判され、中国の生理用品大手の幹部が謝罪する事態に。
生理用品大手幹部(中国SNSより)
「消費者からたくさんの指摘がありました。おわび申し上げます。申し訳ありません」
さらにSNSでは…
「ナプキン開けたら、カビが生えてる」
「虫の卵みたいなのがあった」
複数の生理用品メーカーに対する不安や不満が噴出。中国の大手メディアも報じる事態となったのです。そのため、「品質に問題がない商品を置いている」というスーパーに買い物客が殺到。
「本当に恐ろしい。安心して使えるものがなくて心配」
「女性の健康のために、品質管理を厳しくしてほしい。海外に行く機会があれば、現地の(生理用品)を買います」
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買い占めは、日本にも影響するでしょうか。
日本テレビが東京や関西など約30店舗に問い合わせしたところ、生理用品の買い占めが起きた店舗は確認できませんでした。
中国の一部ネットメディアによると、何らかの品質問題が検出されているメーカーは、56社にものぼっていて、波紋が広がっています。