アメリカ政府、ロシアに“最大規模”追加制裁 侵攻とナワリヌイ氏の獄中死受け
アメリカ政府は23日、ロシアによるウクライナ侵攻から2年を迎えるのを前に、ロシアの500を超える個人や団体を対象とした追加の制裁を発表しました。
バイデン大統領「今日、500以上の新しい制裁を発表する。残忍な戦争とナワリヌイ氏の獄死に対するものだ。ナワリヌイ氏の死はプーチンに責任があるのだ」
アメリカの財務省などは23日、ロシアの軍事基盤や金融など、500以上の個人や団体を対象とした新たな制裁を発表しました。また、制裁逃れに関与したとして、20か国以上の企業なども対象にしています。
制裁はロシアによるウクライナ侵攻と、ロシアの反体制派指導者・ナワリヌイ氏が獄中で死亡したことを受けたもので、侵攻開始後、最大規模となります。
ナワリヌイ氏の死に関連しては、ロシア政府の高官3人が制裁の対象に指定されています。
ホワイトハウスのカービー大統領補佐官は「この制裁はナワリヌイ氏の死に対する対応の始まりにすぎない」と述べ、ロシアに対し今後、さらなる圧力をかける考えを示しています。