ロシア軍、首都キエフなど4都市で“人道回廊”実施を発表…ウクライナ側から正式発表なし
ロシアによるウクライナへの攻撃が激しさを増す中、ロシア国防省は、日本時間の7日午後4時から首都キエフなどで一時的に戦闘を停止し、民間人を避難させる措置をとると発表しました。
ロシア国防省によりますと、一時的な停戦は日本時間の7日午後4時から行われ、その後、避難ルートの安全を確保して住民の移動を始めるとしています。この、いわゆる「人道回廊」の対象となるのは、首都キエフのほか激戦地となっている第二の都市ハリコフや、ロシア軍が包囲している南東部のマリウポリなど4つの都市だとしています。
ただ、ロシアが主張する避難先にはロシアや同盟国のベラルーシなどが設定されているほか、今のところウクライナ側からの正式な発表はありません。
「人道回廊」は5日と6日に南東部のマリウポリなどで予定されていましたが、攻撃がやまず失敗していました。