台湾周辺で中国海警局など活動活発化 軍事演習への警戒高まる
中国海警局の船などが、台湾周辺で活動を活発化させていることがわかりました。台湾では、中国による軍事演習が行われる可能性があるとみていて、警戒が高まっています。
台湾海巡署は9日、中国海警局の船あわせて7隻が台湾周辺で活動するのを確認したとして、警戒と監視を強化したと発表しました。また、ロイター通信によると、中国軍の艦艇や海警局の船などおよそ90隻が台湾海峡や西太平洋で活動しているということです。
日本テレビが、世界の船舶の運航情報を公開しているサイト「マリントラフィック」で確認したところ、中国海警局の船が浙江省の港などを出航し、台湾周辺に向かう様子が確認できました。
頼清徳総統が就任後初となる外遊で、ハワイなどに立ち寄り、アメリカの議会下院議長らと電話などで会談したことに中国は強く反発しています。
台湾メディアは、中国が軍事演習を行う可能性があると伝えるとともに、海軍と中国海警局の参加規模も拡大される見通しだとしています。