中国内陸部のチベット自治区で起きた地震で、AIで生成されたとみられる偽動画が拡散され、当局が注意を呼びかけています。

地元政府によりますと、7日、中国内陸部のチベット自治区シガツェ市で発生したマグニチュード6.8の地震では、これまでに126人が死亡、188人がケガをしています。

この地震をめぐり中国メディアは、SNS上で子どもが倒壊した建物の下敷きになっている偽動画が拡散されていると報じています。この動画は去年11月に、あるアカウントがAIで作った映像としてSNS上に投稿していましたが、地震後に、被災地の映像であるかのように拡散されたということです。

偽動画の拡散は現地で続く救助活動の妨げになる可能性があるとして、当局が注意を呼びかけています。