11月のアメリカ大統領選挙に向けた民主党と共和党の候補者選びがジョージア州などで行われ、バイデン大統領とトランプ前大統領がそれぞれ、候補者指名に必要な代議員の数を獲得したとアメリカメディアが報じました。

野党・共和党の候補者レースでは、各州に割り当てられた「代議員」のうち、1215人以上獲得した候補者が党の指名を受ける仕組みとなっています。トランプ前大統領の唯一の対抗馬だったヘイリー元国連大使が選挙戦からの撤退を表明し、トランプ氏が指名を獲得するのが確実の情勢となっていました。

こうした中、NBCなど複数のアメリカメディアは12日、トランプ氏が指名獲得に必要な代議員の数を獲得したと報じました。これにより、7月に行われる共和党の党大会で、トランプ氏が大統領候補として指名されることが確実となりました。

一方、与党・民主党のバイデン大統領も代議員の過半数を獲得し、8月の党大会で指名されることが確実となりました。