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ヘイリー氏撤退か トランプ氏“指名確実”

2024年3月7日 0:22
ヘイリー氏撤退か トランプ氏“指名確実”

アメリカ大統領選挙に向けた共和党の候補者選びの山場、スーパーチューズデーで、トランプ前大統領が圧勝。アメリカメディアは日本時間6日夜、ヘイリー元国連大使が選挙戦からの撤退を表明する見通しだと報じました。事実上、トランプ前大統領の指名が確実とみられます。

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日本時間6日正午すぎ、米・フロリダ州の会場を埋め尽くすほどの人がスマホを向けたのは、野党・共和党の候補者の一人、トランプ前大統領です。

共和党・トランプ前大統領(77)
「今日はすばらしい日だ。我々はアメリカを再び偉大な国にしなければならない」

アメリカ大統領選に向け、共和党の候補者選びの山場となる「スーパーチューズデー」。世界的人気歌手、テイラー・スウィフトさんも自身のインスタグラムで、投票をよびかけました。

テイラー・スウィフトさん(34)
「あなたの意見を最も反映する人を大統領に選ぶということを忘れないでほしい。まだ投票していない人は投票しましょう」

その開票が行われ、トランプ氏は、投票が行われた15の州のうち14の州で勝利確実に。圧勝の結果となりました。

トランプ氏といえば、勢いよく対立相手を批判する“トランプ節”や音楽にあわせてダンスする姿などが知られています。

共和党・トランプ前大統領
「バイデン お前はクビだ! 出ていけ!」

ただ今回は…

共和党・トランプ前大統領(77)
「バイデンはアメリカ史上、最悪の大統領だ。(かつて)我が国は団結していた。今はとても分断された国だ。これはかつてなかったことだ」

いつもの覇気がなく、疲れている様子。しかし、演説は続きました。

共和党・トランプ前大統領(77)
「今ある問題のどれも起こるとは思わなかった。成功だけあるはずだった。この国を団結させ共和党を団結させるのだ」
「我々はこの国を取り戻さなければならない。我々に選択の余地はない。11月5日(本選挙)は我が国の歴史上最も重要な1日となる」

   ◇

一方、対立相手のヘイリー氏(52)については日本時間6日夜、新たな情報が。複数のアメリカメディアによると、大統領選から撤退を表明する見通しだということです。

これにより大統領への返り咲きを目指すトランプ氏は、候補者選びでの勝利が確実になるとみられています。

“最大のライバル”の与党・民主党、バイデン大統領は声明で―

民主党・バイデン大統領(81)
「ドナルド・トランプがホワイトハウスに戻れば、我々が成し遂げた進歩が危険にさらされる。我々の自由のために立ち上がろう。これは我々の戦いだ」

決戦は11月。4年ぶりとなるトランプ氏とバイデン氏の“一騎打ち”に注目です。

(3月6日放送『news zero』より)