旧ソ連のアルメニア、ICC加盟決定…プーチン大統領入国で“逮捕義務” 対ロシア関係悪化も
旧ソ連のアルメニアは、ロシアのプーチン大統領に逮捕状を出しているICC=国際刑事裁判所に加盟することを決めました。
アルメニア議会は3日、ICCの加盟に必要な国際条約「ローマ規程」を批准しました。124か国目の加盟国となり、ロシアのウクライナ侵攻を受け、ICCが戦争犯罪の疑いで逮捕状を出しているプーチン大統領がアルメニアに入国した際には、逮捕義務が生じます。
アルメニアは、隣国アゼルバイジャンとの係争地ナゴルノカラバフをめぐり、ロシアが支援しなかったとして不満を強めるなど“ロシア離れ”を加速させています。一方、ロシア側はアルメニアが欧米に接近しているなどと批判を繰り返していて、ICC加盟で両国の関係がいっそう悪化する可能性が出ています。