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係争地ナゴルノカラバフでアルメニア系行政府の国家機関解散へ

2023年9月28日 18:34

旧ソ連のアゼルバイジャンとアルメニアの係争地、ナゴルノカラバフについて、現地のアルメニア系行政府は28日、「来年1月1日に全ての国家機関を解散する」と発表しました。

ナゴルノカラバフのアルメニア系行政府、アルツァフ共和国の広報は28日、行政府のトップが、「来年1月1日に全ての国家機関を解散し、共和国は解散する」とする政令に署名したと発表しました。

また、住民に対し「アゼルバイジャン側が提示する再統合条件をよく理解すること」と呼びかけています。

旧ソ連のアゼルバイジャンとアルメニアの係争地、ナゴルノカラバフをめぐっては、およそ30年間にわたって紛争が続いてきましたが、19日にアゼルバイジャンが軍事行動を開始し、翌20日にアルメニア系の地元行政府側が武装解除する形で停戦が成立していました。

翌日からロシアの仲介で現地の扱いに関する交渉が行われていて、アゼルバイジャンと地元行政府の間で、合意が成立したとみられます。

一方で、ナゴルノカラバフからは迫害を恐れるアルメニア系住民がアルメニアに脱出する動きが続いています。