アゼルバイジャン国防省 アルメニアとの係争地で「対テロ作戦」開始、60以上の地域を掌握と発表
アゼルバイジャンは19日、隣国アルメニアとの係争地ナゴルノカラバフで軍事行動を開始しました。
ロシアメディアによりますと、アゼルバイジャン国防省は、係争地ナゴルノカラバフで「対テロ作戦」を開始し、アルメニア軍が実効支配する60以上の地域を掌握したと発表しました。この軍事行動によって25人が死亡し、138人がケガをしたということです。
ナゴルノカラバフは、国際的にはアゼルバイジャンの一部とされていますが、アルメニア人が多く居住し、アゼルバイジャンの支配が及ばない地域となっています。
ナゴルノカラバフではこれまでも領土を巡る衝突が繰り返し起きていて、両国の仲介役になってきたロシア外務省のザハロワ報道官は、即座に戦闘行為を停止するよう呼びかけていますが、先行きは見通せません。