ロシアの民間軍事会社ワグネルの反乱後に所在が分からなくなっていたスロビキン前総司令官の名前がロシア国防省のウェブサイトから消えました。

独立系ネットメディアは6日、「ロシア国防省のウェブサイトからスロビキン氏の情報が消えた」と報じました。

別のメディアが5日に、「スロビキンが空軍司令官として掲載され続けていることは注目に値する」などと投稿していました。

ロシア国防省が、この投稿後に削除した可能性があります。スロビキン前総司令官は、8月に小型機の墜落で死亡した民間軍事会社ワグネルの創設者プリゴジン氏に近いとされ、去年10月にウクライナ侵攻全体を仕切る総司令官に任命されましたが、1月には降格されていました。

6月のプリゴジン氏の反乱でやめるよう呼びかけましたが、関与が疑われ、国営メディアが8月、「総司令官から解任された」と報じていました。

写真：ロシア国防省