係争地から住民6650人がアルメニアに入国 迫害を恐れ避難か
アルメニア政府は、係争地ナゴルノカラバフから、アルメニア系住民6650人が入国したと明らかにしました。アゼルバイジャン側による迫害を恐れて避難したとみられます。
アルメニア政府は25日係争地ナゴルノカラバフから6650人のアルメニア系住民が、入国したと明らかにしました。アゼルバイジャンによる迫害を恐れて避難したとみられます。
ナゴルノカラバフではアゼルバイジャンが軍事作戦を開始し、アルメニア系の現地政府が武装解除する形で停戦が成立しました。
アルメニアのパシニャン首相は24日テレビ演説し、現地でのロシアの平和維持活動は「有効ではない」と批判しました。
また、プーチン大統領に逮捕状を出しているICC=国際刑事裁判所にアルメニアも加盟すべきだと主張するなど、ロシアとの関係を見直す考えを示しました。
ナゴルノカラバフを巡っては、ロシアが仲介役となってきましたが、同盟関係にあるアルメニアの批判でロシアの威信低下が浮き彫りになった形です。