「イスラム国」指導者死亡 米軍の軍事作戦中に自爆
アメリカのバイデン大統領は3日、シリア北西部で過激派組織「イスラム国」の指導者が、アメリカ軍の軍事作戦のさなか、自爆して死亡したと発表しました。
アメリカの発表によりますと、死亡したのは過激派組織「イスラム国」の指導者、アブイブラヒム・ハシミ容疑者で、アメリカ軍の特殊部隊が民家の3階にいたハシミ容疑者を拘束しようと軍事作戦を実施した際、自爆したということです。ロイター通信などは、子どもを含めた少なくとも13人が犠牲になったと伝えています。
一方、ホワイトハウスは、軍事作戦の様子を見守るバイデン大統領の写真を公開、大統領は成果を強調しました。
バイデン大統領「昨夜の作戦は世界中のテロリストに対し、我々は追い詰め見つけ出すという強いメッセージを送った」
バイデン大統領は、同じ建物に家族や一般市民がいることを事前に把握していたため、空爆はせず、特殊部隊による作戦を選んだとも説明しました。アメリカ軍に負傷者はいないとしています。