韓国軍は23日午後4時半すぎ、北朝鮮が日本海に向けて短距離弾道ミサイル2発を発射したと発表しました。

北朝鮮は5日前に偵察衛星開発のための最終段階の重要実験と主張し、中距離弾道ミサイル2発を日本海に向けて発射したばかりで、弾道ミサイルの発射は今年だけで30回を超えています。

韓国軍は、北朝鮮が23日午後4時半すぎ、平壌の順安付近から日本海に向けて短距離弾道ミサイル2発を発射したと発表しました。

日本政府関係者によりますと、日本のEEZ（＝排他的経済水域）の外側に落下したとみられ、現時点で、被害情報は入っていないということです。

北朝鮮による弾道ミサイルの発射は今年だけで30回を超え、異例の頻度です。

北朝鮮外務省は日本政府が「反撃能力」の保有を明記した文書を閣議決定したことについて、「危険な選択をした」と強く警告していました。

北朝鮮は今月下旬に重要政策を決定する朝鮮労働党中央委員会の総会を開催すると予告していて、核・ミサイル開発や外交戦略の方向性についても議論するものとみられます。