2020年の大統領選挙の結果を不正に覆そうとしたとして起訴されたトランプ前大統領が3日、罪状認否のために首都ワシントンの裁判所に出廷しました。現地から渡邊記者が中継で伝えます。

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罪状認否が行われている裁判所の裏手です。通りを挟んで向こうにトランプ前大統領が入った裁判所の建物がありますが、こうして柵や車両でバリケードができるなど厳重な警備で、裁判を傍聴する人以外は建物に近づくことはできません。

トランプ氏の車列は今から1時間15分ほど前に、地下駐車場へと入っていきました。

トランプ氏は前回の大統領選挙での敗北を覆そうと、議会の認定手続きを妨害した罪など、4つの罪に問われています。

トランプ氏は到着前にも自身のSNSで、「不正選挙に抗議したために逮捕される。不公平な場所、不公平な判事だ」とバイデン政権を批判していて、いま入ったアメリカメディアの最新の情報によると、無罪を主張したということです。

裁判所前には支持者も集まっていますが、その数は前回2回目の起訴の時よりかなり少ない印象です。

トランプ氏支持者「（今回の起訴で）トランプ氏の陣営はより強くなると信じている」

岩盤支持層の支持は根強いトランプ氏ですが、起訴直後に行われて先ほど発表されたロイター通信の世論調査では、もしトランプ氏が重罪の有罪判決を受けた場合、投票しないと答えた共和党支持者が45％にのぼりました。

3度となる今回の起訴を世論全体がどう受け止めるのかが、大統領選挙の今後を左右することになります。