ハロウィーンの人出でにぎわう韓国・ソウルの梨泰院で150人以上が死亡した事故から、29日で1年です。現場に遺族らが集まり、犠牲者を追悼しました。

事故から1年、現場の細い路地では、犠牲者に祈りをささげる人が後を絶ちません。

29日午後、ソウル・梨泰院の事故現場に多くの遺族らが集まり、犠牲者を追悼しました。

去年10月29日の夜、ハロウィーンの仮装をした大勢の人たちが密集した状態で次々に転倒し、日本人2人を含む150人以上が死亡しました。

遺族らは、事故を風化させず、再発防止策を徹底するよう強く訴えました。

事故で娘を亡くした男性
「本当にこれからは安全な社会になって、二度と私たちのように心を痛める人たちが出ないことを切実に願っています」

事故を受け、ソウル市は繁華街に監視カメラ900台以上を新たに設置、AI＝人工知能を活用して自動で危険を感知するシステムを導入するなど、対策を進めています。