電車のドア“開いたまま”約10分走行 乗客「落ちるかと思って…」 韓国
23日、ソウルを走る電車内をカメラが捉えていました。景色が流れる様子から、明らかにスピードを出しているのがわかります。実は…電車のドアが開いたままだったのです。
映像をよく見ると、下の部分には横断幕のようなものが見えます。職員による応急措置だといいます。その後、扉を閉めようとドア上部の設備を点検する様子も映っていました。
ソウルの電車内で起きた異常事態。目撃した乗客は「ドアが3センチほど開いた状態で、ずっと開いたり閉まったりしていた。テントのようなものを使って、人が体で直接塞いで、ドアが開いたまま走っていた」と話しました。
韓国メディアによると、異常が起きたのは23日午前7時45分ごろ、電車はチュンゴク駅を出発し、4つ先の駅までドアが開いた状態だったといいます。
そして、その先の鉄橋の上で、職員がドアを閉めることに成功しました。危険な走行は約10分続きましたが、幸い大きな事故にはつながりませんでした。
乗客
「とても危険に見えたし、落ちるかと思って見ていられなかった」
電車を運行するソウル交通公社は、なぜドアに異常が起きたのか原因を調べるということです。