“ドーピング問題”バッハ会長「周りの関係者関わっている」と強調
フィギュアスケート女子、カミラ・ワリエワ選手のドーピング問題について、IOC(=国際オリンピック委員会)のバッハ会長は、「ドーピングはほとんどの場合、周りの関係者が関わっている」と強調しました。
バッハ会長は会見で、17日夜の個人戦に出場したワリエワ選手に触れた上で、コーチ陣に対し「演技後の態度が冷ややかに見えた。まるで彼女を拒絶しているようだった」と苦言を呈しました。
さらに、ドーピング問題については、「選手だけが関与しているのは極めてまれで、ほとんどの場合、周りの関係者が関わっている」と強調し、「今後の調査で明らかになる。結論が出れば、IOCが厳格な措置をとる」と明言しました。
その上で、選手たちに対し、「もっと声をあげて周りの関係者について告発してほしい」と呼びかけました。