北朝鮮、予告より早い時間帯の打ち上げ…中朝国境の街は <記者リポート>
複数の政府関係者によりますと、北朝鮮が発射したのは、予告していた「軍事偵察衛星」とみられるということです。北朝鮮と国境を接する中国・遼寧省から中継です。
北朝鮮との国境に近い中国・遼寧省の町です。この先50キロほど離れた場所が北朝鮮のミサイル発射場がある東倉里となります。こちらは現地時間の午後10時をすぎたところで、周辺はまだ暗いままです。
予告されていた日時よりも早い時間帯の打ち上げとなったため、こちらでは飛翔体のようなものが打ち上がる様子は確認できませんでした。
このあたりの天候は日中から比較的強い風が吹いていて、視界もあまり良くないため、その中でも打ち上げを強行するのか注目していたのですが、予想外のタイミングでの発射となりました。
まだ発射から間もないこともあって、今のところ中国政府は公式の反応を示していませんが、これまでと同様、北朝鮮への直接的な批判は避けるものとみられます。