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「不必要に日本語を大きな声で話さない」 在中国日本大使館、処理水放出で在留邦人に“慎重な言動”呼びかけ

2023年8月25日 23:14

東京電力・福島第一原発の処理水放出を受けて、中国に駐在する日本大使館は、反日感情への懸念から在留邦人に対し、慎重な言動などを呼びかけました。

北京にある日本大使館は25日、中国に住む邦人らに対し、メールを送り「外出する際には不必要に日本語を大きな声で話さないなど、慎重な言動を心がける」などと注意を呼びかけました。

また、大使館訪問の際には「周囲の様子に細心の注意を払う」ことも求めています。

中国では2012年に沖縄県・尖閣諸島の国有化をきっかけに、日本大使館周辺で抗議デモなどが起きましたが、今回はそうした事態には至っていません。

大使館としては今後、反日感情が高まった場合に、万一のトラブルに巻き込まれないよう、早めの注意を呼びかけた形です。