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イスラエルの攻撃続く、レバノン首都ベイルート空爆 22人死亡、117人ケガ

2024年10月11日 12:03
イスラエルの攻撃続く、レバノン首都ベイルート空爆 22人死亡、117人ケガ

国連の安全保障理事会は10日、緊急会合を開きました。イスラエルの攻撃により、レバノンの平和維持を担う国連レバノン暫定軍の兵士が負傷したことに対し、各国から批判が相次ぎました。

レバノンではイスラエルとイスラム教シーア派組織ヒズボラによる戦闘が続いていますが、国連によりますと、南部の平和維持を担う国連レバノン暫定軍の監視所が10日、イスラエル軍の戦車による砲撃を受け、国連軍の兵士2人が負傷したということです。

国連安全保障理事会の緊急会合では、各国から「平和維持部隊への攻撃は国際法違反だ」などと批判が相次ぎアメリカも懸念を示しました。

アメリカ・ウッド国連代理大使「我々は、イスラエルを含むすべての当事者に対し、国連レバノン暫定軍の職員と施設の安全に配慮し、職員に危害が及ぶ事態を回避するよう明確に伝えている」

一方、イスラエル側は、国連軍に対し、危険回避のため部隊を5キロ北に移動させるよう求めています。

こうした中、イスラエルは10日もレバノンの首都ベイルートを空爆しました。レバノン保健省は、これまでに22人が死亡、117人がケガをしたと発表しています。

イスラエルメディアは、ヒズボラの幹部を標的とした攻撃だとしていますが、死者の中に標的としていた幹部は含まれていないということです。

最終更新日:2024年10月11日 12:03