国連安保理緊急会合 イスラエルとフーシ派による攻撃の応酬受け
イスラエルとイエメンの武装組織・フーシ派による攻撃の応酬を受け、国連の安全保障理事会は22日、緊急会合を開きました。
イスラエルとイエメンの武装組織・フーシ派をめぐっては、今月19日以降、攻撃の応酬が続いていて、中東情勢が一段と不安定化することが懸念されています。
22日に開かれた安保理の緊急会合の冒頭、国連のディカルロ事務次長は、事態の沈静化を訴えた上で、イスラエルが20日に空爆を行ったイエメンのホデイダ港について、「食料や医薬品を輸入に依存する数百万人もの人々にとっての生命線だ」と指摘しました。
これに対し、イスラエルは、「港はテロリストが使用していて合法的な軍事目標だ」と反論し、攻撃の正当性を主張しました。
こうした中、イスラエルのネタニヤフ首相は、イスラム組織ハマスとの一連の衝突が始まって以降、初めてアメリカを訪問しています。アメリカメディアは、ネタニヤフ氏が、バイデン大統領やハリス副大統領と会談するほか、トランプ前大統領との会談も要請していると伝えています。