アメリカのブリンケン国務長官は24日、イスラエルのガラント国防相と会談し、イスラム教シーア派組織「ヒズボラ」との本格的な戦闘に反対する考えを示しました。

イスラエルのネタニヤフ首相は23日、パレスチナ自治区ガザ地区での戦闘について「激戦の局面はまもなく終了する」と述べ、今後は隣国レバノンを拠点とする「ヒズボラ」との戦闘に注力する見通しを示しています。

こうした中、ブリンケン国務長官とガラント国防相が24日、ワシントンで会談しました。国務省によりますと、ブリンケン長官は会談で紛争の激化を避け、外交的解決に至ることの重要性を強調しヒズボラとの本格的な戦闘に反対する考えを示しました。その上で、イスラエルの安全保障に対するアメリカの関与は揺るがないと改めて伝えたとしています。